PCを組み立てる際、多くの方はCPUやGPU、マザーボードなどの内部の部品にに注目していて、PCケースの重要性を見落としてしまうことがよくあります。
しかし、PCケースは単なる収納ボックスではありません。すべてのPCパーツを収容し、エアフローを確保し、組み立て完了後の全体的な見た目に大きく貢献します。では、「最適なPCケースを選ぶにはどうすればよいのでしょうか?」
互換性、クリアランス、およびマザーボードの規格
PCケースを選ぶ際は、PCケースが「マザーボード」や「電源ユニット」などのパーツと互換性があるかどうかを確認することが重要です。PCケースによって、取り付けることができるマザーボードの規格が異なります。
E-ATX規格、ATX規格、ITX規格のいずれのマザーボードを選択する場合でも、選んだPCケースがマザーボードどの互換性があるかや他の部品(例:GPUのクリアランス)を収容できることを確認してください。
例えば、新しいPCをRTX 4070で組み立てると仮定して、仮にRTX4070のサイズが長さ:約285 mm、幅:112 mmの幅、高さ:42 mmだったら、そのサイズが入るクリアランスを確保できるPCケースを選択する必要があります。
冷却性能と通気性(エアフロー)
パソコンにとって、冷却は非常に重要(特にハイエンド)です。通気性の良いケースは、熱がこもりにくく、パソコンの性能をフルに発揮しやすくなります。
メッシュ素材を使用しているPCケース・冷却ファンを大量に取り付けられるPCケースは熱がこもりにくいです。なので冷却性能の高いPCケースが欲しいなら、
- メッシュ素材か
- 取り付け可能なファンの数
を確認しておくとよいでしょう。
また吸気ファンは単に空気だけを取り込むわけではなく、”ホコリも一緒に取り込んでしまいます。”
なのでPCケースによってはダストフィルターが初めからついているのですが、付いていないモデルは後付けでダストフィルターを取り付けておくことをおすすめします。
製造品質とデザイン
PCケースによって製造品質は大きく異なります。安価なPCケースは軽くて薄いパネルを使用していることが多くちょっとした衝撃で凹みができてしまったりしますが、高価なケースは頑丈でしっかりとしたフレームを持っています。
初めて自分が組み立てたPCケースは安価でコスパは良かったのですが、「スペーサーを固定しているネジの溝が潰れてスペーサーが空回りしました…」またこれは明らかに自分が悪いんですが、「裏配線してちょっと無理してサイドパネルを閉めようとしたらサイドパネルが歪みました。」こんな感じで安価なケースは耐久性は低いことが多いです。
見た目は好みの、カラーやデザインのケースを選ぶと良いでしょう。
最近のケースは、クリアやスモークなどの強化ガラスがサイドパネルとなっているPCケースが多く、パソコン内部を魅せるケースがちょっと前から流行っています。
安価なPCケースだとアクリルウィンドウを採用しているモデルがありますが、「アクリルウィンドウは強化ガラスと比べてコストは抑えられます」が、「透過率が低いのと、傷が入りやすいのがデメリットです。」
結論
最適なPCケースを選ぶことは、機能性とデザイン性のバランスを取ることです。
初心者であろうと経験豊富な自作erであろうと、常に互換性、通気性を優先したPCケースの選択をオススメします。下の関連記事では人気・売れ筋のPCケースをご紹介しています。興味があればそちらも是非
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